新建新聞社は2013年11月8日、つくり手と住まい手が一緒に読める住宅本「リンゴのような家」を発刊した。発売は弊社子会社のアース工房で、価格は1980円+税。全国の主要書店のほか、Amazonなどのネット書店、弊社直営ネット書店「新建オンラインストア」でも販売している。
新建ハウジングプラスワンの連載者・小池一三氏を編集人に迎え、建築家・技術者集団「チームおひさま」と「応援団」と呼ぶ建築家・ジャーナリストに執筆を依頼。工務店ネットワーク「町の工務店ネット」の取材協力も得た。
発売に先立ち、2013年10月に開催されたジャパンホーム&ビルディングショーに、プロモーションのためのブースを出展。執筆者によるセミナーを開催した。
また、オフィシャルサイトをオープン、2カ月間コンテンツを公開し、プロモーションを行う。
内容については、これまでの家づくり=「ぶどうの家」からの転換の必要性を「リンゴのような家」という比喩を使いながら、わかりやすく、かつ先鋭的に解説。具体的には、長期にわたる住み心地と愛着を生む住まいのポイントを多角的に紹介している。目次は以下のとおり。
一章 リンゴの家の設計
住まいの時間/リンゴの果実構造/「ブドウの家」から、「リンゴのような家」へ
1970年代末に建てられたリンゴのような家/片山和俊の「住まい計画の話」
広く住める家・回れる家/ル・コルビュジェのお母さんの家を見に行く/
イームズ夫妻の家が好き/「現代民家」の方法」 他
第二章 住まいの性能を科学する
家は大地震に耐えられるか?/耐震と改修について/住まいのエネルギー365日
住まいのエネルギー24時間/幸せ社会とエネルギー問題について 他
第三章 地域と住まい
近くの山の木で家をつくる/讃岐・野の国の風景 ベーハ小屋/
島根・柿木村 赤瓦の風景 他
第四章 お手入れ・改修
リンゴのような家の一生/富山・古民家を改修する/ブドウの家をリノベーションする
マンション改修/住まいの点検手帳 他
資料編 素材研究
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