十勝ツーバイフォー協会は2013年10月21日、北海道帯広市で35周年の記念式典を開催した。
同協会は、ツーバイフォー工法に取り組む十勝地方の工務店が集まり、昭和54年に発足。以降、現在は工務店17社、協力・賛助会員21社が参加する。
月例会やセミナー、海外視察で情報・ノウハウを共有しているほか、工務店会員には年1回の「フレーミング検定」「気密測定検査」を義務付け、ツーバイフォー技術の維持向上に努めてきた。また、単1等級枠組壁建築技能士者の雇用も会員の条件としている。
さらには月1回共同で地元紙に新聞広告を掲載、生活者へのツーバイフォー工法、そして工務店の認知度向上と受注促進を図ってきた。
こうした取り組みが実を結び、十勝におけるツーバイフォーのシェアは6割超に達しているという。
近年は道産材によるツーバイフォー建設にチャレンジしているほか、地域型住宅ブランド化事業の採択も受けた。ホームページによる情報発信にも取り組む。
式典当日は赤坂正会長(赤坂建設代表取締役社長)が「スローガンである『行動する協会』を今後も実践し、工務店を取り巻く変化や課題に立ち向かっていきたい」と挨拶。
カナダ政府札幌通商事務所の辻尾晋一代表、北方型住宅ECO推進協議会の武部豊樹代表が祝辞を述べた。
その後、新建ハウジング発行人・三浦祐成が「これからの住宅市場、これからのエコハウス」をテーマに講演。さらに、K.Ito&Associatesの伊藤公久氏が「サスティナビリティーを支えるカナダの木造建築」と題し、カナダの木造建築の最新事情をレクチャーした。
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