エヌシーエヌは、独自の金物工法SE構法に国産材を全面使用した構造躯体の供給体制を確立、6月から本格的に供給を始めた。
構造用合板の大手メーカーであるセイホクグループ(本社東京)、構造用集成材メーカーである銘建工業(岡山)、サイプレス・スナダヤ(愛媛)、斉藤木材工業(長野)の4社との協業により、国産材仕様の安定供給体制を実現した。
同社の通常仕様では柱・梁に欧州アカマツの集成材を使っているが、国産材仕様では柱に国産ヒノキ集成材、梁にカラマツ集成を使用。床用の構造用合板も国産丸太を使う。
同社では昨年度に1200棟の構造躯体を供給している。国産材仕様は今年度末までに200棟分を供給できる見込み。来年度以降さらに供給体制を拡充していく。
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