大和ハウス工業(大阪府大阪市)は10月1日、太陽熱と地中熱を利用した給湯システムを採用した環境配慮型の介護施設「D’s SMART SILVER(ディーズ・スマート・シルバー)」の実証実験を山梨県甲府市の「あおぞらの里甲府南デイサービスセンター」において開始する。
太陽熱・地中熱利用給湯システムにより年間約70%の給湯エネルギーを削減。夏季など日射量の多い日は、施設で利用するほぼすべての給湯をまかなうことができるという。
また、建物自体の遮熱・断熱性能も高め、高断熱・高気密外壁、室内側にはLow-Eガラスを使用した。パッシブ・アクティブの工夫とこれらを適正に制御する「エネルギーマネジメント」を組み合わせることにより、1990年当時の同社の建築物と比べ約30%CO2排出量を削減できるとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。