LIXIL(東京都千代田区)は、「金属・建材カンパニー」と「住設・建材カンパニー」を統合して今年4月に設立した「プロダクトカンパニー」の中期経営方針を9日発表した。
プロダクトカンパニーでは、従来の事業分野をサッシ・ドア、エクステリアタイル、外壁・構造体、インテリア、トイレ・洗面、浴室、キッチン、デバイス、創エネの9つの戦略的ビジネスユニット(BU)を立ち上げ、各BUが顧客の声や市場変化をもとに独自のマーケティング戦略をもって専門事業を深堀りし、専業メーカーを圧倒する競争力構築をめざす。
一方、門扉(外構)と玄関ドア(サッシ)のデザインを統一した新商材など、9つの専門事業のあいだにある業際分野を新たなイノベーション事業と位置づけ、市場開拓を図る。
また、新築だけでないストック需要の開拓、パッシブ・省エネ・創エネに関わるトップランナー商品の開発、世界市場への適応を見据え現地のニーズに最適化した製品開発などにも力を入れていくという。
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