東急リバブル(東京都渋谷区)は7月1日、税理士法人レガシィ(千代田区)と共同で、相続に関する無料の簡易診断サービス「プロの『相続×不動産』診断」をスタートする。
今年3月29日に成立した税制改正関連法案により、2015年1月以降に発生した相続については相続税の基礎控除が引き下げられ、課税対象者が大幅に増えることが予想されている。
税理士法人レガシィの調査によると、相続が発生した際に首都圏ではおよそ2人にひとりが相続税の申告が必要になるとされ、東急リバブルでも相続関連の相談が増加傾向にあるという。
新サービスは、相続税課税の有無や課税額の目安、相続対策や納税方法のアドバイス、相続対象となる不動産の簡易査定を無料で行うもの。首都圏の売買仲介店舗において対面相談に応じるほか、サービスデスクを設置して専任担当者が電話やEメールによる相談にも対応する。
また、あわせて「相続税立替払サービス」も新設。東急リバブルが一時的に相続税を最大1億円まで立て替えることで、相続開始後10カ月以内の納付期限を守りながら、不動産売却を可能にする。立て替え代金は、不動産の売却代金から差し引いて回収する。立替払手数料は年利1.475%。
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