日本ペイント(大阪府大阪市)は、橋梁やプラントなどの鋼構造物を塗り替える際に、除去しきれなかったサビに塗布してこれ以上サビが成長しないようにする素地調整補助剤「ハイポンサビスタ」を開発。グループ会社の日本ペイント販売から6月17日に発売した。
塗装前の素地調整(ケレン)作業において、鋼構造物の形状が複雑で狭い部位があったり、騒音や粉じんが発生する工具を使用できない立地環境にある場合、サビを十分に除去できないことがあるという。
新製品は、こうしたケースに使用するもの。残存したサビに直接塗装することにより、サビの原因となる鉄イオンを安定化させるとともに、リン酸系防錆顔料が新たなサビの発生を防ぐ。さらに、エポキシ樹脂がサビに浸透して残存サビを固着化する。
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