積水化学工業 住宅カンパニー(大阪府大阪市)は7月1日、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)仕様を標準化し、キレイな空気と耐震性を備えた新商品「ミライ・クラス」シリーズを発売する。木質系、鉄骨系どちらにも対応する。
同社は、大容量太陽光発電システム、コンサルティング型HEMS、定置型大容量リチウムイオン蓄電池の3点セットを搭載した「進・スマートハイム」を2012年4月から販売。新商品はこれをベースとして、断熱性能の強化、高効率設備の利用を図ることでエネルギー収支ゼロを実現する。モデルプランの一次エネルギー収支をシミュレーションしたところ、木質系の「グランツーユー」における一次エネルギ消費量は38.7GJ、一次エネルギー創出量は59GJとなったという(延床132.31m2、Q値1.56W/m2K、太陽光発電5.54kW、地域区分IVb地域)。
さらに、PM2.5や花粉を99.9%以上捕集するフィルターを備えた換気空調システムも標準搭載。耐震等級の最高ランクをクリアする耐震性も確保する。販売価格は65万円台/3.3m2〜。
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