国民生活センターは、住宅用分電盤のトラブルについて注意を呼びかけている。オール電化住宅の増加など、電気への依存度が高まってきていることを受けたもの。
国民生活センターによると、単相3線式の配線方式で発生する中性線欠相のトラブルに関する報告が、2002年以降08年3月末までに58件あった。「帰宅して電気を入れたところ、蛍光灯が突然切れて、電気製品が故障した」など家電製品が故障するケースが多く見られた。
対策としては、定期点検時に分電盤などの屋内の電気設備も点検してもらうことや中性線欠相保護機能付きの漏電遮断器への交換などを呼びかけている。
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