マンションリノベーション事業のリビタ(東京都渋谷区)が、「戸建てリノベーション事業」を本格始動させる。「構造安全性と環境性能が確保された丈夫なハコと、手を入れる余地を残したシンプルで可変性の高い住まい」をテーマに、自らつくる楽しみや愛着を醸成できる住まいを提供していくとする。
5月28日から戸建てリノベに必要な知識や家づくりのアイデアを発信するウェブサイト「HOWS Renovation Lab.」を公開。
6月中旬には、戸建てリノベの第1号物件となる「石神井台の家」を一般公開し、リノベの魅力や可能性を提案するとともに、購入希望者を対象に物件の販売を行うという。
新事業では、築20年で建物価値がゼロになる不動産評価、住宅ローンや瑕疵保険など各種制度の使いにくさ、耐久性・耐震性に対する不安など、中古住宅市場の課題を解決するスキームを構築。当面は、東京の城南城西エリア〜都心部通勤圏にあり、20〜30年前に分譲開発された木造戸建て住宅を同社が取得してリノベ+販売する買取再販事業を行う。販売価格は5000万〜7000万円台を予定する。
さらに、これらの過程で培ったノウハウを活かし、中古戸建て住宅を買ってリノベをしたいという住まい手向けにワンストップコンサルティングサービスを提供していく。
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