(社)日本建築士事務所協会連合会は、全国の会員事務所を対象に改正基準法後の影響について緊急調査を行った。適合判定が必要な案件の場合、申請後から確認終了までに平均67日かかっていることがわかった。
このうち適合判定自体にかかった日数は平均37日。さらに事前相談日数に平均34日かかっており、全体で101日となる。昨年11月から今年1月まで各月の統計でも所要日数が減少する傾向は見られなかった。
調査では、会員のもつ案件のうち2階建て以下の鉄骨造で適合判定にかかる割合が多いこともわかった。日事連では「本来厳格化するべき高層RC造ではない範囲まで影響を受け、業務の負担になっている」とした。
調査は昨年07年11月から今年08年1月までに建築家確認審査を終了した案件のある全国の会員500事務所を対象に行った。
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