一般社団法人日本増改築産業協会(東京都中央区)は5月16日、定時総会を開き、名称を一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会に変更し、ロゴも改訂した。中山信義会長は方針説明のなかで、今期を初年度とする3年間の中期的観点での事業展開を進めるとし、魅力ある「ジェルコ」ブランドを確立していく考えを強調した。現在の会員数390社を2016年3月末までに500社まで増やすことを目指す。
今年度の新たな事業としては、生活者がリフォームを実施する前に専門的な助言を提供する相談窓口「コレカラ」を開設する。事後の苦情処理ではなく、リフォームをする上での困りごとなどの相談にあたる。8月までに本部に窓口を設け、年度内に全国8支部に設置する予定。生活者が事業者を選ぶ際の参考として使う冊子も作成する。
会員企業の品質向上に向けたプログラム「ジェルコ・リフォームアカデミー」も設定する。「ジェルコ業務品質」の制定や独自の資格制度などと合わせて、生活者にもわかりやすい会員制度を作っていくとする。
不動産流通事業者との連携も強化していく考えで、インスペクション講座の開催など中古住宅の流通活性化に向け、相互理解を深める取り組みなどを実施していく。
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