カネシン(東京都葛飾区)は5月、作業性と求めやすい価格に配慮して改良を加えた制震装置「V-RECS<SG>」を発売した。
従来品の「V-RECS」を軽量・小型化し、取り付け部品点数を削減することで作業性を向上。作業時間を30%短縮した。
さらに、軽量・小型化したことで製品価格の低減にも成功した。従来品は1セットあたり税別19万円かかっていたが、新製品は10万円と、約半分のコストで制震装置が設置できるようになる。使用量は1棟あたり4セットが理想という。
また、筋交い耐力壁の内部にも取り付けられるよう、アーム厚さを40ミリに設定。これにより、建物の設計を変更せずに制震装置の設置が可能に。地震の揺れを最大約60%軽減できるとする。
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