「3カ月前に太陽光発電の契約をしたが、今になって屋根の強度不足でパネル容量が見積りとは異なり、メーカーも変更すると販売業者から言われた。解約したい」「訪問販売で太陽光発電の契約をして代金の8割を払ったが、約半年過ぎた今でも取り付けてもらえず、業者との連絡もとれない」——。国民生活センターに寄せられる太陽光発電を含むソーラーシステムの相談件数は、2010年度は2690件だったのに対し、11年度は3930件(前年度比46.1%増)、12年度は4005件(同12.3%増)に急増しているという。
こうした被害をなくそうと、太陽光発電を設置したい消費者と施工会社のマッチングを行うソーラーパートナーズ(東京都港区)は、消費者向けのPDF小冊子「実録!太陽光発電6つの地獄と回避のポイント」を作成、無料プレゼントをスタートした。
著者は同社取締役の中村雄介氏。同社の相談窓口にも国民生活センターと同様、深刻な相談が寄せられるケースが多いとし、「激安の会社と契約したら急に連絡がとれなくなった」「9年で回収できると言われたのに収支はマイナス」など代表的な6つの相談事例を挙げてトラブル回避のポイントをまとめた。全33ページ。
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