2012年4月に住宅事業本部内に「ストック住宅事業部リノベーション営業部」を設置した住友林業(東京都千代田区)では、技術力・設計力・グループ総合力を活かして戸建て・マンションのリノベーション事業を強化している。木造戸建て住宅、マンション1棟、マンション1室区分所有を対象に既存住宅を買い取り、性能・価値を向上するリノベーションを実施する。
戸建て住宅については、1棟ごとに行う改修・メンテナンス計画を体系化した「長期住みこなし計画」を作成。新耐震基準(1981年6月)以降の建物をさらに30年居住できることを前提にして改修・メンテナンスの計画を立案してサポート体制を確保。アフターサービスは引き渡し後3回(3カ月、2年、5年)。5年目以降は最長30年目まで5年ごとの有償巡回サービスを実施する。
また、物件買い取り時には、ホームインスペクションにより全棟耐震診断を行い「耐震診断書」を発行。外構や緑化部分も含め、耐震・耐久・断熱性能を向上する改修工事を行う。
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