建築基準法改正に伴う建設業界内での混乱を受け、冬柴国土交通大臣は12月7日、東京・北区の王子スクエアで地元建設関係業者との意見交換を行った。
意見交換会場では、業者側から「常識的に不要と思われる書類の提出を求められる」、「確認申請・ピアチェック・性能評価と審査が複雑化しすぎる」、「書類作成にこれまでの2倍の時間がかかり計画通りの業務ができない」−など、「悪法」との声も挙がった。
これに対し冬柴大臣は「改正は消費者、施工者の安全を守るためのもの」と参加した業者に理解を求め、現場の声を聞きながら運用の円滑化に向けて最善を尽くす考えを示した。