自然エネルギーを実生活に取り入れる技術を確立し、安心で豊かなコミュニティの構築をめざす企業・団体が参加する横浜スマートコミュニティ(神奈川県横浜市、有馬仁志代表)は4月26日、住宅展示場・tvkハウジングプラザ横浜内に建設した研究・実験住宅「スマートセル」の運用を始める。
横浜スマートコミュニティは2011年6月に発足。80社超の会員企業や複数の研究者を擁し、次世代スマートコミュニティについて研究・実践するプラットフォーム。
今回の「スマートセルプロジェクト」では、住民を元気にする環境、文化、食、健康、低エネルギー負荷+循環型のコミュニティモデルを追究する場としてモデルハウス「スマートセル」の建築を構想。賛同企業17社が参画して、資金、建築資材、機器などを持ち寄り、2階建て・約60m2のメイン棟を建設した。パッシブ技術とアクティブ技術を融合し、分散電源と系統電源が協調するエネルギーシステムを実現している。
メイン棟の1階ではプロジェクトのコンセプト展示を行い、2階では参加企業のスマート技術などを紹介する。ここで、未来のコミュニティには何が必要かを研究し、コミュニティとしての住宅構造、住まい方、連携方法などを話し合っていくとする。
今後敷地内に、ヘルスケアに主眼を置いた2棟目の住宅、小規模の植物生産を行う建物を建築する予定。
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