NTTドコモ(東京都千代田区)は、太陽光発電や電気自動車の蓄電池など5種類の電源を制御し、停電時にも電力供給をすることができるHEMSを開発した。総務省の被災地域情報化推進事業として仙台市が実施しているエコモデルタウンプロジェクトで、仙台市田子西地区に建設したスマートハウス(16戸)に設置する。
今回のHEMSは、一般社団法人仙台グリーン・コミュニティ推進協議会(事業体構成企業:国際航業、NTTファシリティーズ、東日本電信電話)からの委託で開発した。電力会社から購入する電力のほか、太陽光発電や定置型リチウムイオン蓄電池、家庭用燃料電池(エネファーム)の電力に加え、電気自動車の蓄電池の5種類の電源に対応する。これらの電力を家庭電力として利用できる、
2013年内には、日産自動車のグローバルデータセンターとドコモのHEMSクラウドとを連携。電気自動車の効率的な充放電制御を自動で行うV2H(ヴィークル・トゥー・ホーム)を実現するシステムの構築を目指す。
ハウスメーカー向けの商材として取り扱うことを検討しており、今後、販売に向けた準備を進めていく。
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