スウェーデンハウスは、4月から自社物件向けに、防火地域・準防火地域の延焼の恐れのある窓に使用できる「防火設備」の認定を取得した網なし木製三層ガラス窓の採用を開始した。
これまで防火地域・準防火地域で延焼の恐れのある窓には細いスチールが網状に入った窓を採用していたが、顧客からは網なしの要望が多くあった。これを受け同社は新たに網の入らない耐熱強化ガラスを採用した木製三層ガラス窓を開発し、国土交通省の防火認定を取得。その後スウェーデンの自社工場で生産ラインが整ったのを受け、4月から出荷を始めた。
開閉方式はガラス面が180度回転する独自のトップターン窓。熱貫流率は1.55~1.72W/m2・K。従来の網入りガラス窓と比べ、窓単体では1割程度の価格アップ。平均的な総2階の建物で10万~17万円ほどの価格アップになる。現段階では窓単体で一般販売を行う予定はないという。
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