明城は、床剛性を高めるために独自に考案した「オブリーク工法」と化粧パネル工法「愛ちゃん」の2工法について、このほど特許を取得した。
「オブリーク工法」は、2階梁組み・小屋組みに用いる床剛性工法。梁、火打ち材、根太を、外周の桁・胴差しなどに対して斜めに一体交差させて組むもの。
今年6月に岐阜県立森林文化アカデミーで実施した強度試験によると、「オブリーク工法」に厚み40㎜の杉板を直接張った場合、一般的な床軸組工法(1820ピッチの梁材に根太910ピッチを蟻掛け)と比べ4.2倍の床倍率を記録した。
また化粧パネル工法「愛ちゃん」は、間伐材を板割りし、接合実部を特殊加工したことで、天井や壁でそのまま化粧材として使用を可能にしたもの。自社工場での加工、現場での施工が効率的で、技術ムラも少なく、クロスなどの仕上げ材の材料・施工費も省ける。
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