飛島建設は自社のマンションリフォーム事業向けに、市販品より放散化学物質が少なく床衝撃音遮断性能を強化した二重床と外壁断熱効果を従来仕様より高めた天然素材による外壁断熱を開発・実用化した。居住性、安全性の向上を図り、医療施設や教育施設などへ事業拡大を目指す。
床は新素材の採用により、下地からの放散化学物質を可能な限り削減し床下空気環境を改善、また、歩行時のフワフワ感を少なくし、無垢フローリングの居住性を改善した。
外壁断熱では、湿式工法の制約により厚さ30〜35mmで施工していた炭化コルクの材厚を50mmまで施工できるように改善。アンカーを打ち込むことにより炭化コルクを躯体に固定する乾式工法とすることで、断熱材付着強度の向上を図り、コストダウンも期待できる。
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