LIXIL(東京都千代田区)は、全国の一人暮らしの新社会人と新社会人の子供を持つ母親に掃除に関する意識調査を実施、その結果を発表した。
調査対象は、2012年に新社会人になった一人暮らしの男女516名、新社会人の母親515名の計1031名。調査期間は3月1日~3月6日。
それによると、普段の掃除実態については、親世代は、リビング、キッチン、浴室はほぼ毎日掃除すると回答した割合が最も多かった。これに対し、新社会人は週一日程度との回答割合が最も多く、特に浴室については、親世代が「毎日洗う」が52.6%だったのに対し、新社会人は「毎日洗う」は8.9%で、50.2%が月数回以下だった。
掃除をしたくない場所を尋ねたところ、新社会人は「トイレ」(22.3%)が最も多く、親世代は「浴室」(28.0%)が最も多かった。理由は、トイレは、汚れが落ちにくい、においがきついなど汚れに関する理由が多く、浴室は、カビ・ぬめりの掃除が大変、カビが生えやすく取ってもすぐ出てくる、といったカビやぬめりなどの水まわりに関する理由が多かった。
また、大掃除が大変な場所については、両世代とも上位は「キッチン」「浴室」などの水まわりだった。
大掃除の回数は、年1回が多数派だったが、新社会人の34.0%、親世代の31.9%が2回以上と答えた。
LIXILでは、梅雨入り前に行う大掃除「春掃除」のメリットとして、カビ防止、陽気が良くなるので外回りの掃除も一緒にできる、新年度に合わせて心機一転できるなど、この時期の掃除を薦めているが、調査結果でも、親世代は26.4%、新社会人は21.7%が「春掃除」を行うと回答した。
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