東京カンテイ(東京都品川区)は4月9日、主要都市における3月の新築小規模一戸建て(土地面積50㎡以上100㎡未満)の供給動向を発表した。首都圏は連続下落、近畿圏は反転上昇、中部圏は下落に転じた。
首都圏の平均価格は、前月比0.3%減の5445万円と2カ月連続で下落した。東京都は0.1%減の6856万円と4カ月ぶりに下落し、前年同月比も縮小。都下での供給増加が影響した。神奈川県は4896万円(1.2%減)、埼玉県は4241万円(4.0%減)といずれも3カ月ぶりに下落した。千葉県は4267万円(4.9%減)と2カ月連続の下落。戸数も全都県で前月比・前年同月比ともに軒並み減少した。
近畿は再び4000万円台に、中部は反転下落
近畿圏は、前月比3.5%増の4040万円と反転上昇し、再び4000万円台となった。大阪府は3962万円(4.0%増)と反転上昇。兵庫県は4256万円(4.1%減)と6カ月ぶりに下落した。京都府は4087万円(10.9%増)と2カ月連続上昇し、2014年4月の集計開始以降最高価格となった。
中部圏は、前月比0.8%減の4111万円と反転下落。愛知県は1.1%増の4175万円と4カ月連続で上昇した。前年同月比はいずれも2ケタ増となった。名古屋市は4459万円(2.8%増)と3カ月連続上昇し、8カ月連続で4000万円台を維持している。前年同月も大きく上回った。
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