林野庁が「2020年までに木材自給率50%」の目標を掲げるなど、国をあげて国産材利用を進めるうごきが活発化している。
こうした流れを受けて、日本製紙グループの建材メーカー・パル(東京都千代田区)は、木質部に国産材を100%使ったフラッシュドア・クローゼット「スペースパレット国産材100」と複合フローリング「レアルフィット エコ 国産材100」を開発。4月に発売する。
「スペースパレット国産材100」の芯材にはスギのLVLとスギ・ヒノキのMDFを、面材・枠材にはスギ・ヒノキのMDFとスギのLVBを採用。「レアルフィット エコ 国産材100」には、針葉樹合板とスギ・ヒノキのMDFの複合基材を採用する。これらすべての木質材料が国産材によるもので、MDFには間伐材を積極的に使った。
同社では材料の購入・保管・運用に厳格なルールを設け、「国産材100%」の表示をしていくとする。オープン価格。
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