新大陸(静岡県浜松市)のグループ会社であるプラスイチド(浜松市)はこのほど、2025年からAIエージェントの企画・開発・販売を主軸とした新規事業に本格参入すると発表した。
AIエージェントは、特定の業務や領域に特化した人工知能で、情報提供だけでなく、対話・提案・判断・実行の支援までを自律的に行う技術。同社は、アナログ業務や人材不足、属人化などさまざまな課題を抱える住宅業界に導入することで、AIが業務を補完・支援し、現場の生産性向上と働き方改革を実現するとしている。
営業活動においては、顧客情報をもとに提案資料の自動生成や営業トークのサポートにより、経験が浅くても高い成果を出せる環境を実現。設計・プラン提案の自動化や、施工・現場管理の効率化で、工数の大幅削減とミス防止が可能となる。問い合わせ対応の自動化によって、顧客満足度を高めつつ人的負担を軽減。定期点検やメンテナンス時期をAIが管理・通知することでアフターサポートを強化し、住宅購入後の継続的な関係構築に貢献するという。
第1弾プロダクトとして、営業支援に特化したAIエージェントの開発を進行中。今後も、現場の要望を反映しながら、あらゆるフェーズを支援するAIプロダクトを段階的に展開していく。
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