アシスト(大阪市)は4月24日、建築家・意匠設計者向けブランドのAFOLAから、安全性に配慮したシャープなデザインのアルミ製入巾木「Verta H2」を発売する。
これまで入巾木は、アングルや天井見切りで代用されることが多かった。ただし、出隅や継ぎ足しが必要な場所では、継ぎ目がズレると安全性を確保できないため、高難度の施工が求められていた。
新製品はこうした課題を解消すべく、「あんしんシャープ」をコンセプトに2年かけて開発した。
壁材に馴染み、巾木が目立たないよう見付け寸法を2mmに設定。
見切り上部に穴あけ加工がほどこされており、ここをビス止めするだけで床や金物を傷つけずに楽な姿勢で取り付けられる。部材同士はダブルジョイントピンにより高精度な接合が可能で、突き合わせのズレを最大0.2mmに抑える。

ダブルジョイントピンで接合
さらに、エッジを丸めた専用の「出隅パーツ」により、コーナーの安全性を確保。片側を45度カットした「入隅材」も用意する。

出隅パーツ
巾木勝ち、床材勝ちどちらの納まりにも対応できるよう、フローリング・塩ビタイル・長尺シート向けの一般用(H251)と、従来の入巾木施工では困難だったタイルカーペット用(H201)をラインアップ。
シルバー・ブロンズ・アルマイトブラックの3色を揃える。
入巾木:最長4000mm、出隅パーツ:150×150mm、入隅材:長さ1820mm。
■関連記事
細部にこだわったアルミ巾木、独自の斜め形状で浮遊感演出
住まいの“脇役”を演出して、すてきな場所にしよう‐前編‐
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。