パナソニック ホームズ(大阪府豊中市)は4月7日、同社の既存(中古)戸建て住宅をオーナーから買い取り、保証・保険や快適な空気環境の付加価値をつけ、4月から「ReVALUED (リバリュード)」ブランドで新たに販売を展開すると発表した。
「ReVALUED」ブランドの買取再販戸建住宅は、優良ストック住宅推進協議会(東京都千代田区)の「スムストック物件」に認定された同社戸建て既存住宅を、パナソニック ホームズ不動産が買い取り、パナソニック リフォームがメンテナンス・リフォームを行って再販するもの。買取から販売までグループ会社がワンストップで対応する。
耐震性や長期点検制度・メンテナンスプログラムなど、厳格な要件を満たした「スムストック物件」に、床下から取り入れた空気を浄化して提供する「エコナビ搭載換気システム HEPA+」を標準で装備するほか、長期保証や点検・アフターサービスの継承、瑕疵保険を付加することで、安心して購入できる住まいを提供する。オプションには、快適な空気環境を提案する「リフォーム用全館空調」をラインアップしている。
買取再販住宅の展開にあたり、販売用のモデルハウス第1号を「スマートシティ草津」(滋賀県草津市)内にオープンした。築11年の「スムストック物件」で、内装・建具等をリフォームしたほか、「リフォーム用全館空調」も設置し、買取再販住宅の魅力を体感できる。

「ReVALUED」買取再販住宅 第1号モデルハウス
同社の既存戸建て住宅は、地震に強い鉄骨構造で、20年以上の初期保証・長期保証を導入している。買取再販住宅では、前オーナーの新築時・リフォーム時の初期保証の残存期間を引き継ぎ可能。瑕疵保険についても、最長60年目まで有償点検で対応するなど充実している。また、新築住宅と同様に「24時間365日受付サービス」を提供。有料の「パナソニック ホームズ あんしん倶楽部」にも加入できる。
同社は、ストック事業における住宅流通分野で、買取再販事業を今後の成長エンジンと位置付けている。今回、「ReVALUED」ブランドの買取再販住宅の展開により、事業の成長を加速させるとともに、「良質なストックの形成」に貢献するとしている。
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