吉野石膏は、人の話し声の吸音性能に優れた石膏天井材として平成17年に発売された「スクエアトーン・D」と「スクエアート」について、このほど千葉工場での製造に加え、北九州工場でも製造を始めたと発表した。
「スクエアトーン・D」は人の話し声が属する低・中音域の周波数の吸音性能に優れるよう、穴の大きさ・ピッチを設計した。音を適度に反射させる「スクエアート」と組み合わせることで教室や会議室に最適な音響設計が可能とする。
日本では今年秋に日本建築学会により「学校施設の音環境保全基準」が公表される予定。同社では基準公表後に学校だけでなく施設の会議室などでも需要が伸びると予測。今年1月から1年間の製品販売量は昨年の20万㎡より5割増しの30万㎡を見込む。
千葉工場の年間20万㎡の製造に加え、北九州工場ではさらに年間10万㎡を製造し、西日本地区への迅速な供給を可能とした。またさらなる需要増に合わせ工場を2交代制、3交代制に切り替えることも検討しているという。
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