2011年10月の高齢者住まい法の改正により、高齢者が安心して生活できる住まいづくりを推進する「サービス付き高齢者向け住宅(=サ高住)」の登録制度がスタート。2020年までに約60万戸の登録が見込まれ、高齢者住宅に適した建材・設備の開発が進んでいる。
こうしたなかTOTO(本社:福岡県北九州市)では、高齢者施設や在宅介護向けの水まわり商品群(既存商品も含む)を「スマイルパートナー」と総称し、超高齢社会への提案を強化する。第1弾として4月1日、2種類の高齢者住宅向け商品を発売する。
ひとつは、異物が詰まっても取り出しやすい掃除口を設けたタンク式大便器「掃除口付コンパクト便器・タンク式」。高齢者施設などで採用が多いロータンク式便器とし、立ち居の余裕が生まれるようコンパクト化を実現した。大洗浄4.8リットルの節水タイプ。税込11万7075円〜。
もうひとつは、自立歩行から車イスへの変化に対応するため、足元収納を取り外し式にした「自立歩行者向け洗面」。居住空間が限られるサ高住に設置できるよう、750×450ミリの省スペース設計が特徴。税込14万4900円〜。
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