関西ペイント(大阪市)は、住宅向け塗料の主力ブランド「アレスダイナミックシリーズ」から、スレート屋根の塗り替えに適した下塗り塗料2製品と洋風コンクリート瓦の塗り替え工法を4月7日に発売する。
弱溶剤形1液タイプの「アレスダイナミックルーフ1液エポキシシーラー」と、水性1液タイプの「アレスダイナミックルーフ1液カチオンシーラー」をラインアップ。
エポキシシーラーは、表層がもろく吸い込みが大きい新生瓦などのスレート屋根材の塗り替えに適した下塗り剤で、エポキシ樹脂が劣化した下地層内に深く浸透して強力に固化する。超高耐候性ハイブリッド塗料「ラグゼMUKIルーフマイルド」との組み合わせで、屋根の耐久性と美観を同時に実現する。
2万9920円/14kg缶(税込)。
カチオンシーラーは、劣化が進行した新生瓦などのスレート屋根材の塗り替え用水性下塗り剤。特殊ナノカチオン樹脂が劣化した下地層に浸透して脆弱層を固化する。水性1液高耐候性の「アレスダイナミックルーフアクア」との組み合わせにより、水性1液型のみで屋根の塗り替えが可能になる。
1万9800円/15kg缶(税込)。
あわせて「洋風コンクリート瓦塗り替え工法」も展開する。
これまで塗り替えが難しかったモニエル瓦などの洋風コンクリート瓦に対して、浸透固化性に優れた下塗り剤「アレスダイナミックシーラーマイルド 透明」と、高圧洗浄をしながら着色スラリー層と汚れを除去する下地処理を組み合わせた塗り替え方法を開発した。
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