日立マクセル(東京都千代田区)は3月26日、充放電最中のリチウムイオンの見える化技術を確立し、長寿命で軽量なリチウムイオン電池を開発したと発表した。
同社は、これまで難しいとされていた充放電時のリチウムイオンの反応の瞬間をとらえ、リチウムイオンと負極の流れが滞る箇所の特定に成功。これにより、リチウムイオンの流れをスムーズにする電池構造に改善して電池の劣化を抑え、5000回の充放電後でも約200Wh/Lのエネルギー密度の確保を可能にした。
新しいリチウムイオン電池では、同じ電力量を必要とする電池を40%軽量化し、単位面積あたり1.6倍の電力が蓄えられるようになる。
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