今や寒くない窓辺は当たり前。差をつけるのは窓辺の居心地。「チルい=くつろげる」窓辺を実現するあの手この手を探ります。
※本記事は、新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号「チルい窓」掲載の事例から、伴工務店(栃木県宇都宮市)「吹き抜けの大開口を空間になじませる細部のテクニック」の内容を抜粋したものです。
設計・施工:伴工務店
取材・文:大菅力

リビングから見た吹き抜けの大開口。大開口から差し込む光が心地よい
窓手法① 吹き抜けの開放感と耐震性能を両立
●吹き抜け部は全面を開口とはせず、窓左側に幅600㎜の壁を残して耐力壁とした。意匠的な余白にもなっている
●吹き抜けは6畳程度。水平構面を固める必要があったが、室内側に出っ張ると開放感が損なわれる。そこで厚合板24㎜厚による構造床を外側に455㎜跳ね出し、庇のように見せた
これは日射を遮るものではなく、あくまで構造的な要素
●1階の天井高は2225㎜で同階の吹き抜け部の窓高さは2200㎜。2階の吹き抜け部の窓高さは1300㎜に抑えた。1階より低くした方が見栄えがよい
●吹き抜け上階の窓は開閉しないためFIXにしたかったが・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2025年3月30日発行)チルい窓』(P.62〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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