国土交通省が12月17日に公表した「建設総合統計」(2025年1月分)によると、1月の出来高総計は5兆2226億円となり前年同月比で4.9%の増加。このうち民間の出来高総計は2兆9798億円で同5.7%の増加となった。
民間の出来高総計の内訳は、建築が2兆3404億円で同3.6%の増加。土木は6394億円で同13.8%増加した。建築のうち居住用は1兆3948億円(同4.0%増)、非居住用は9456億円(同3.1%増)となった。前月比では居住用が2.9%減、非居住用は2.2%減となっている。
公共の出来高総計は2兆2427億円で前年同月比4.0%の増加。内訳は建築が4965億円(同5.8%増)、土木が1兆7462 億円(同3.5%増)。建築のうち居住用は533億円(同9.9%減)、非居住用は4431億円(同8.0%増)だった。
「建設総合統計」は、国内の建設活動を出来高ベースで把握することを目的としたもの。「建築着工統計調査」と「建設工事受注動態統計調査」から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、月ごとの工事出来高として推計している。
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