新潟県内の住宅・建築業界関係者らによるコミュニティ・住学は2月26日、北海道の工務店による勉強組織・アース21と、東北・北関東エリアの工務店などによる学びのコミュニティ・住まいるLab.と合同の勉強会(第40回住学)・交流会を新潟市内で開催した。
3団体から約100人が参加。各団体が活動状況を発表しながら、住学発のムーブメントとして全国に広がる、競合という枠を越えて志を共有する工務店同士が協働して学び合うことの意義について考えた。【編集部 関卓実】

住学、アース21、住まいるLab.の3団体から約100人が参加した勉強会(第40回住学)の様子
勉強会では、団体ごとに選出したスピーカーが講演。住学からは展示会・イベントの企画・運営を行うイノベント(東京都港区)の三浦剛さんがステージに立ち、「人と人をつなぐプロ」としての立場から、実際に活動に参加して感じる住学の魅力について語った。
三浦さんは、◇特定の目的がない、◇建築が大好きなオタクの“ほんわか”した集まり、◇カリスマがひとりではなく、みんなが主役、◇自然発生的に新しいビジネスが生まれる―といった点を住学の特徴として挙げながら、「あくまで個人的な偏った見方だが」と前置きしつつ、「住学は組織としてはDAO(ダオ/自律分散型組織)に近い形態で、次世代の(業界の)最強コミュニティと言えるのではないか」と私見を述べた。
住学に感銘を受けて2023年9月に発足した住まいるLab.からは、事務局で気密測定などを手がけるたがめ(宮城県仙台市)の菅原直也さんらが活動状況を報告。「月イチのペースで、先進地・現場視察を含むさまざまな勉強会を開催し、これまでに300人以上が参加し、盛り上がりを見せている」とした。
菅原さんと一緒に登壇した住まいるLab.所長・渡辺工務店(福島県伊達市)hygge事業部代表の渡邊一紘さんは「住学のパクリから始まった活動だが」と会場の笑いを誘いながら・・・※既に有料会員の方はログインして続きを読む
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