ミサワホーム(東京都新宿区)は、木造軸組住宅用の制震装置「MGEO-N(エムジオ・エヌ)」において、耐力壁の構造性能を示す「短期許容せん断耐力の技術評価」で壁倍率9倍相当となる12.0kNの評価を取得(建材試験センター)。これにともない、「MGEO-N」を構造耐力に算入する運用を今年3月から始めた。
同社は高減衰ゴムを利用した制震パネル「MGEO-N」の販売を2007年に開始。建物の変形を最大約1/2に軽減して、繰り返しの余震にも対応、構造体と内装材の損傷を抑えられるとして、2018年からは耐震木造住宅「MJ Wood(エムジェイウッド)」に標準搭載している。
今回の技術評価取得により耐力壁としての性能が認められ、許容応力度計算による構造確認を行った場合に構造耐力算入が可能になったことで、これまで以上に自由な設計や開放的な空間が実現できるとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。