住友林業(東京都千代田区)は、5月30日・31日の2日間、国の重要文化財である「住友活機園」(伊庭貞剛記念館/滋賀県大津市)を特別公開する。中学生以上が入園でき、2日間で約200人の来場を見込む。
「住友活機園」は、洋館、和館など6棟の建物と茶室、四阿(あずまや)などの付属施設と庭園で構成。1904年に第二代総理事伊庭貞剛氏が隠棲の住居として建設した木造軸組構造の建物で、住友グループが維持管理を行っている。明治後期の大邸宅が良好な状態で保存されているとして、2002年に文部科学大臣から重要文化財の指定を受けた。
当時最先端だったアール・ヌーヴォーのデザインや、階段などにバリアフリーの考え方を採り入れた建物、季節の移ろいを感じる庭園なども特長となっている。
見学の申し込みは4月16日まで(往復はがき・最終日必着)。詳細はこちら。

住友活機園 洋館全景
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