積水ハウス(大阪市)がこのほど実施した「住まい選びに関する調査」によると、引っ越し後に分かった「後悔ポイント」の第1位は「収納不足」だった。実際に6割以上の人が収納が足りていないと感じており、住まい選びの際にはあまり重視されていないものの、暮らし始めてから「もっと収納スペースがあればよかった」と後悔する人が多いことがわかった。
調査期間は2024年11月13日~18日。過去3年以内に引っ越しをした20~49歳の全国の男女498人を対象に行った。
収納が足りないと感じる場所については、持ち家の戸建て住宅では、「リビング」(29.6%)、「キッチン」(22.0%)、「寝室・玄関」(18.3%)となった(下)。
「収納に困っているもの」を聞いたところ、1位に「衣類(コート・アウター除く)」(25.7%)、3 位に「コート・アウター」(19.5%)となり、衣類の収納に困っている人が多く見られた。「布団などの寝具」(24.5%)、「扇風機やストーブなどの季節用品」(19.5%)も上位に。滞在時間が長く物が集まりやすい「リビング」、衣類や布団収納のある「寝室」で収納に対する問題が顕著に現れる結果となった。
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