シックハウスの原因となる化学物質を極力削減した街づくりをめざし、千葉大学が2006年から実施している「ケミレスタウン・プロジェクト」で、同大学は6日、戸建て住宅を想定した実証実験棟4棟の完成見学会を開催した。
今回実験棟を建築した住宅会社は、積水ハウス、東急ホーム、エヌアールエーハウジング、高千穂の5社。実験棟では、厚生労働省が室内濃度の指針値を示す13の化学物質について、指針値の10分の1を目標値としている。
実験棟にはシックハウス症候群と疑われる幼児とその家族などが短期間滞在し、症状の原因追求や改善を図る。
タウン内には希望者の血中環境汚染物質を測定する「環境医学診察科」なども設置される。
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