MCデータプラス(東京都渋谷区)は2月27日、同社が提供する建設サイト・シリーズの利用企業を対象に、業界特化型の福利厚生サービス「建設サイト福利」の実証を開始すると発表した。利用料金は、初期費用0円、月額基本料2000円。月額利用料は従業員数が5人以下は0円、6人目以降500円/人。
同サービスは、建設業界関係者が、飲食店やホテル、フィットネス、映画館、服飾雑貨など全国10万店舗以上を割引利用できるというもの。現場・自宅近くなど、普段使い慣れた店舗で利用できるだけでなく、オンライン利用できる店舗もあり、店舗の選択肢がないといった地域格差が出にくいよう設計されている。2カ月に1度アプリ上でギフトをプレゼントするギフト機能や、家族が追加料金なしで利用できる家族招待機能も用意した。
費用面で大手福利厚生サービスに加入しづらかった企業でも利用できるよう低価格に設定し、コンビニの割引クーポンなど従業員が普段使いしやすいサービス・特典を展開していく。
既存の福利厚生サービスは、大企業でないと会員費用が割高になる、スポーツクラブやホテルの割引など普段使いできるものが少ないなどの理由から、建設業界で大多数を占める中小企業は加入していないケースが多い。同社は同サービスによって、建設業界の働きやすさ向上に貢献するとしている。
今後は、建設業界ならではのサービスや特典を順次追加・拡大していく。現時点で同サービスを利用できるのは、建設サイト・シリーズの契約企業・新規契約企業に限るが、将来的には利用可能対象の拡大および現場単位での展開も検討していく。
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