国土交通省が2月28日に公表した1月の新設住宅着工戸数は5万6134戸(前年同月比4.6%減)で、9カ月連続の減少となった。増加が続いていた持家が4カ月ぶりに減少。貸家、一戸建の不振が続く分譲住宅も減少した。季節調整済み年率換算値は77万4000戸(前月比1.2%減)。
利用関係別にみると、持家は1万3525戸(前年同月比8.6%減)。事業者からは、受注件数は下げ止まりつつあるが、引き続き物価上昇によるマインド低下の影響で、成約には至らないとの声も挙がった。
貸家は再び減少に転じ、2万4387戸(同1.2%減)となった。分譲住宅は1万7899戸(同6.0%減)で、9カ月連続で減少した。マンション(同0.3%増)は微増だが、販売が弱含み一戸建(11.7%減)は2ケタ減、かつ2010年1月以来の8000戸台となった。
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