大橋利紀氏が主宰するLivearthは、2018年に新築6棟、性能向上リノベ8棟を引き渡すまでに成長。大橋氏の個人プレイでこなすには限界を迎えた。そのタイミングで数名の社員が退職。この反省から社員の主体性を活かしたチームプレイに。
社員の適性を見て少しずつ仕事を任せ、設計を分業化する独自のかたちに行き着いた。上記により社員も定着。大橋氏もプランやプレゼン、設計事務所としての遠隔地での活動に時間が割けるようになった。
取材・文:大菅力

設計担当が相互のプランをチェックしている様子
チームプレイの体制づくりのポイント
❶仕事を任せる際には、社員とコミュニケーションを取り、観察することが大切になる。「ここまでできるだろう」と感じた部分があったら、本人と話し合いの上、やらせてみる
❷初めてやらせてみる際には、不安はあるが信用して任せることが大事。うまくいかなかったら経営者が責任を取るつもりで見守ることが重要
❸同社の設計担当は7人。チーフ2人、一般社員5人。基本設計は大橋氏が担当。実施設計以降の見積もりを含めた設計業務を設計担当2、3人で分業
❹チーフ2人はともに全事例に関わる。事例ごとに関わる比率は異なる。チーフの仕事は・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2025年2月28日発行)脱まったり工務店』(P.48〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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