広島市を拠点に高性能住宅や性能向上リノベを手がける旭ホームズ。社長の末岡京子氏は、社員の気持ちの浮き沈みをなくして仕事への意欲を高めるためにコミュニケーションを重視。もともと同社は社員同士が意見を言い合える雰囲気があった。
加えて1人で複数の業務をこなせる多能的な人材育成を図っており、部門間の交流も多い。それを生かして社長と社員や上司と部下が行動をともにする機会を増やし、コミュニケーションを活性化。
末岡氏もときには現場に赴き、現場の改善点を一緒に見つけるなど、社員の日々の取り組みを知る機会を設けている。4月には専門学校を卒業したA氏が工事部に入社。
上記の方針により、最初は営業をサポートする。
文:編集部、取材:大菅 力
採用や教育の場面では直接話すことを重視

A氏の内定式
❶社員数は末岡氏を除いて現在6人。さらに4月からA氏が加わる。同社の業務分担は右表の通り。各年代がまんべんなく在籍しており、平均年齢は44歳となる
❷同社の事業は①注文住宅、②性能向上リノベ、③リフォーム、④メンテナンス、⑤不動産。①~④は同じメンバーが得意な部分を生かして業務を担う
❸建築部門は営業部と工事部に分かれ、設計部は設置していない。契約までは営業部が図面を描き、契約後は確認申請と並行して工事部が施工図を描く流れになっている
❹今回から採用を応募者と直接会える手法に切り替えた。以前はマイナビを活用していたが、最近は同社が求める応募者が得にくくなっていた。
また前回の採用時に競合他社と争奪戦となったことからウェブ上の求人サービスは取りやめた
❺新卒採用のために知人の専門学校の講師に相談したところ・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2025年2月280発行)脱まったり工務店』(P.33〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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