生産性が低下する環境とその対策について、見ていく。工務店の規模別に、手法の選択と組み合わせを整理して、大まかに評価する
ナノ工務店の組織づくり
現状維持志向
社員2、3 人程度の工務店は「昭和の残党スタイル」。提供する家はかなり個性的で商品力は強い。人事・労務的には超多能化×非マニュアル化×非コミュニケーションで環境悪化を乗り切る
①ナノ工務店向き経営者
●とにかくつくることが好きでその実感をもてることを何より大事にする(つくることには妥協しない)
●顧客に対して誠実(顧客も個性的なのでコミュニケーションの取り方には癖があってもよい)
●上記以外の資質は不要(社員は1、2人かつ気の合う仲間なのでマネジメントの要素がない)
②ナノ工務店の強みと弱み
①生産性:◎ 少数の多能型社員で回すため生産性が非常に高い※
②安定性:◯ 固定した多能型社員で仕事を行うため非常に安定
③発展性:× 即戦力でないと採用できず人材育成もできない
※複数業務を1人で行うためマニュアル化やDXは不要
③上記を向上させる対策との相性
①単能化:× 超多能的な最少人数(2人程度)のコア社員ですべての業務を賄うので無意味。一方で・・・
この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2025年2月28日発行)脱まったり工務店』(P.10〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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