インフレが進むなか、生産性の向上が一段と求められるようになった。一方で環境要因の悪化は深刻。何も手を打たないと生産性は落ちていく。生産性向上のための外的・内的要因と基本的な対策を整理する。
生産性が落ちる環境要因
労働環境や教育環境が変わったため、全体的に生産性は下がっている。生産性向上の対策を考える際には、その外的・内的要因について理解する必要がある
①労働時間の短縮 | |
昔 | フル残業+サービス残業(生産性が高い)+ 離職率低い |
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少し前 | [少し前]フル残業+ 離職率ほどほど(生産性がほどほど) |
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今 | [今]ほどほど残業+ 離職率高い(生産性が低い) |
②全体のスキル低下 |
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昔 | 長い労働時間+ 強い上下関係(経験値が積み上がりやすい) ➡︎[少し前]短い労働時間+上下関係の解体(経験値が積み上がりにくい)+離職率の増加 |
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今 | [少し前]フル残業+ 離職率ほどほど(生産性がほどほど)※ |
※ 現状対応のための単能化とマニュアル化により、さらに応用力が猛スピードで低下している |
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この記事は『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー3月号(2025年2月28日発行)脱まったり工務店』(P.8〜)をデジタル版に再編集したものです。続きは本紙でご覧いただけます。
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