国土交通省は同省の登録資格として、新たに13の民間資格を登録した。併せて、今年度末に登録期間満了を迎える82の民間資格を更新した。これにより計402の資格が登録資格として認定された。
今回登録された民間資格は以下の通り。

追加登録された資格一覧
「BIM/CIM管理技士」は、BIM/CIM活用業務において執行の監理や業務に関する技術上の処理、業務成果の照査に当たる者に与えられる資格。日本建設情報技術センターが実施する。学歴不問で受検できるが、受検資格区分に応じて実務経験や専門資格の有無が問われる。
「地籍調査担い手技術者資格」は、地籍調査に携わる専門的な知識を有する技術者に与えられる資格で、日本国土調査測量協会が実施している。試験では、関係法令(国土調査法・関連法令)、一筆地調査、地籍測量などの知識が問われる。
同省では地方公共団体に対し、これらの資格保有者を有する企業を総合評価落札方式で加点評価するなど、積極的に活用するよう呼び掛けている。
地質調査に関わる資格なども
国土交通省では2014年から、一定水準の技術力などを有する民間資格を「国土交通省登録資格」として登録する制度を導入。これまでに389の資格が登録された。
住宅関連では、計画・調査・設計業務分野の資格として、地質調査技士資格、応用地形判読士資格(全国地質調査業協会連合会)、RCCM(建設コンサルタンツ協会)、認定都市プランナー(都市計画コンサルタント協会)、地籍総合技術監理者/技術者資格(日本建設情報技術センター)などが登録されている。

計画・調査・設計業務分野(資料より引用)
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