ジャパンホームシールド(JHS、東京都墨田区)はこのほど、地盤、構造躯体・防水の20年保証に加え、防蟻でも20年間の保証を提供する「オール20年品質保証」を開始した。防蟻の保証金額は最大1000万円。さらに、それぞれの保証を併用するワンストップ対応を可能にし、雨漏りとシロアリ被害の併発など、複合的な不具合にも備える。
薬剤処理の保証期間は5年が一般的。対してオール20年品質保証は、恒久的な防蟻効果を持つ資材(ターミダンシート、防蟻テープ、防蟻フォーム、虫返しテープ)の施工を前提とすることで、長期の防蟻保証を実現した。対象はヤマトシロアリ、イエシロアリの被害で、21年目以降も10年ごとに最長60年まで延長ができる。
初期費用として保証費用2万円に、防蟻材のコスト(約10万円)前後が発生するが、薬剤処理で発生するひんぱんな点検・再処理は不要。住まい手が負担する維持管理のコストも軽減する。
同社執行役員事業開発本部の田生裕典本部長は「薬剤処理の場合、(保証期間の)5年ごとに再処理が必要だが実行されないケースも多く、シロアリ被害のリスクにさらされている住宅は多い」と指摘。オール20年保証を通じて・・・
この記事は新建ハウジング2月20日号12面(2025年2月20日発行)に掲載しています。
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