東京カンテイ(東京都品川区)は2月6日、主要都市における1月の新築一戸建て(土地面積50㎡以上100㎡未満)の供給動向を発表した。首都圏は2カ月連続上昇、近畿圏は3カ月連続上昇、中部圏は反転上昇した。
首都圏の平均価格は、前月比3.9%増の5572万円と2カ月連続上昇した。東京都は0.9%増の6763万円と2カ月連続上昇し、前年同月比も押し上げた。神奈川県は4945万円(4.9%増)と上昇に転じ、平均土地・建物面積も3カ月ぶりに拡大。千葉県は4489万円(1.4%増)と2カ月連続上昇し、前年同月比もプラスに転じた。埼玉県は4379万円(3.1%増)と3カ月ぶりに上昇したが、首都圏で唯一前年同月を下回った。東京都・千葉県は前月からの上昇率が縮小したが、全都県で価格が上昇し全体では連続上昇となった。
都市別では、東京23区が7677万円(3.5%増)と2カ月連続上昇。前年同月比も高水準となっている。都下は4781万円(1.2%減)と反転下落。横浜市(4.0%増)は連続上昇、川崎市(5.5%増)は4カ月ぶりに上昇し、平均土地・建物面積がそれぞれ拡大した。相模原市(3.6%減)は2カ月連続下落、千葉市(8.8%増)は3カ月ぶりに上昇に転じた。さいたま市(4.3%増)は2カ月連続上昇し、5000万円に乗せた。
大阪府が初の4000万円台、中部は愛知・静岡が上昇
近畿圏は、前月比1.0%増の4057万円と3カ月連続で上昇した。大阪府は4023万円(2.3%増)と3カ月連続上昇し、集計開始以降初の4000万円台となった。兵庫県は4432万円(2.3%増)と4カ月連続で上昇。京都府は3375万円(13.2%減)と4カ月ぶりの下落となった。都市別では、大阪市が4613万円(5.3%増)と3カ月ぶりに上昇。堺市(8.3%減)は反転下落した。神戸市(4.1%増)は連続上昇するも、平均土地面積が大きく縮小した。京都市(11.2%減)は大きく下落に転じた。
中部圏は、前月比4.9%増の3993万円と3カ月ぶりに上昇した。愛知県は2.7%増の4011万円と2カ月連続で上昇。静岡県も高額事例の影響で上昇している。名古屋市は4209万円(2.0%増)と反転上昇し、6カ月連続の4000万円台となった。
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