富士経済(東京都中央区)は、日本、アジア、北米、欧州地域における燃料電池システムと主要スタック部品の市場を需要分野別に調査し、その結果を「2013年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望」としてまとめた。
それによると、2011年度は産業・業務用の燃料電池が半数を占め、次いで家庭用となっていた。家庭用は今後も安定的に拡大し、市場構成比2~3割を維持しながら市場拡大を続けると予測した。
具体的には、家庭用燃料電池システムの世界市場は、2011年度は159億円、2015年度には1000億円を超え、2025年度では1兆1190億円になると予測した。そのうち日本市場は2011年度で154億円、2015年には840億円、2025年度は5520億円と予測。家庭用燃料電池は日本が世界をリードするかたちで拡大するが、今後は欧州でも市場が立ち上がるとしている。
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