不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は1月30日、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された12月の首都圏中古マンションの価格動向を発表した。
首都圏全体の1戸あたりの平均価格は、前月比1.8%増の4200万円で5カ月連続上昇。千葉県他を除く7エリアで前月比プラスとなり、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)が2017年1月以降最高額を更新した。前年同月比は8.2%増と5カ月連続上昇した。
エリア別では、東京23区が前月比2.1%増と5カ月連続で2%超えで上昇しており、初の6000万円台となった。最高額も5カ月連続更新している。一方、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部は12カ月以上連続で前年同月を下回り、千葉県他も横ばいとなるなど好不調がわかれた。
10~12月期の首都圏外8エリア(札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市)についても公表した。
前期比は、仙台市(1.3%減)を除く7エリアで上昇または横ばいとなり、札幌市(1943万円、前期比0.0%)、京都市(3126万円、同2.5%増)、大阪市(3220万円、同4.1%増)、神戸市(2307万円、同2.7%増)、福岡市(2310万円、同2.4%増)が2017年Ⅰ期以降最高額を更新した。
前年同月比は、仙台市(3.3%減)が6期連続、広島市(4.0%減)が3期連続で前年同期を下回った。
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