【2025年度予算案】耐震化や脱炭素に重点、支援策も拡大

国土交通省の2025年度予算案が2024年12月27日に閣議決定された。住宅関係では、能登半島地震の被害を踏まえた防災・減災対策の強化や脱炭素化の促進を主要事項とし、24年度補正予算と一体的な予算措置で各施策を推進。子育てグリーン住宅支援事業も追加で予算を確保した。工務店が知っておきたいポイントを解説する。

住宅・建築物の防災対策では、耐震化が最重要課題だ。住宅・建築物防災力緊急促進事業として110億円を計上し、耐震改修に係る補助限度額を引き上げて耐震化の加速を図る。また、高齢者世帯の耐震改修を推進する策として、リバースモーゲージ（住宅金融支援機構「リ・バース60」）で耐震改修融資を無利子・低利子化する制度を創設する。

事前防災対策としては・・・

この記事は新建ハウジング1月30日号5面（2025年1月30日発行）に掲載しています。